まっ白なキャンバスに
普段は下書きを黄色から描くのに
何と赤で描いてみる
血の色に似た赤
筆はかってに踊りだし
次から次へと色が加えられてゆく
こんなことがあるのか
下書きが赤から始まった絵の世界は
人間の苦渋と涙と血の色を表現し始めた
筆はまだ止まる事を知らない
死
あるキャンバスの出来事
僕が死んだ日
僕が死んだ日
こころはかたちではなく 只の言葉だと知った
僕の周りには黒い服の大人たちが列を成す
君たちはあの時 少し大人になったんだろう?
僕を忘れるために
服が濡れてしまうんだ ななつの雨が濡らすから
春は未だ遠いから 少しだけ寒さを感じてしまう
もう この暗闇の中で 夢を見ることもないのだろう
子守唄だけが響く
静やかな午後に お別れの言葉を告げよう
其れはきっと 愛の囁きみたいに聞こえる
其れはきっと 一つの詩のように聞こえる
きっと
今 葉を揺らす雨粒の音が ひとつ 鳴って
この音で君たちは僕を思い出すのだろうか
こんな雨の日には 遠い昔と語り合うのだろうか
僕のことを
大人たちの列は歩いていく 僕を置いて 何処かへ
大人たちの列は歩いていく 僕を置いて 何処かへ
僕が行き先を知ることはないのだ もう
お別れの時間は終わりを告げて 君たちには明日が
僕には 終わらない今日の夢が待ち続けている
ずっと
静やかな午後に お別れの言葉を告げよう
其れはきっと 愛の囁きみたいに聞こえる
其れはきっと 一つの詩のように聞こえる
そっと
おまえの太陽は再び沈む
きっかけは些細なこと
積み上げてきたものは一瞬で崩れ去る
部分的になら時は巻き戻せる いつでも どこでも
おまえの傷口は確かに話す おまえを歓迎する
折り合いをつけることなど許さない
これはおまえ自身の話 恐ろしいのはおまえ
おまえを制御できないおまえ
晩春
激しい自己嫌悪に疲れた
物憂い晩春の夕暮れ、
壁に凭れながら、
眠りたいと思った時、
もしかするとこの眠りたいというのは
死にたいということなのかと、
あなたは感じたことはありませんか。
私は思いました。
死というものが こんなに
自分と近しいものかと。
それは
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祈ってみます、あなたのために
そこはもう鉄の嵐/桜の下には母がいた/痛みに震えながら/腕と頭を押さえつけられ/ガラスの涙が流れる/容赦ない四月の雨/全てが虚構であると言う事
悪いのは私/誰とも相成れぬ/愛か肉欲か/微笑みはおろか/呼吸すら忘れてしまう/これが私の望みか/己が無能であると言う事
SATAN CALLING
………………
………………
知る由もなかった……
神も過ちを犯すなんて……
理解できなかった……
貴方が執拗に知識を要求する意味……
貴方はわざと私の力及ばぬものを見せつける
私の頬を殴り 泥水を飲ませる
人生の大半を洞窟で過ごしてきた
DEATH OF KISS
いっそ死ぬなら
キスで殺して
その 破滅をもたらす
あなたのくちびるで
どっかのお伽話じゃないけど
あたしはあなたのくちづけで
眠りにつく
怖くなんかない
当然の酬い
快楽を求めた罰
目覚めることはない
永遠なんてないけど
きっと
永久に。
じんじゃで、かしわで
神との契約には五十錠で足る
砂漠の雪を溶かすフェノバルビタール
毎夜訪れる僕の焦燥
心が世界を救うと言う君の幻想
僕は何度も「理解してくれ」って言って
君は「そんなの私には分からない」って言って
そんなにキツく責めないでくれよ
所詮恋実らずに終わる夏の夕暮れよ
白塗りの部屋
死を祈ることは罪なのかな?
僕は良く知ってるよ
君達のコトバがヒトを処刑してるってこと
この世界は白塗りの部屋みたいなもん
ドラマなんて起きやしないよ
いや、ヒトなんてイキモノはいないのかも
いたとしても、そいつは“0”と“1”の集まりさ
君達も気づいてるんだろ?
死以外に真実など無い
俺は知って居る
部屋に眠る愛しき人
影の男に殺された我が妻
壁に塗り込められ
狂気の壁に塗り込められ
冷蔵庫には臓物の山
傀儡子呟く
一つと為れ
……恐怖
此れが恐怖か
壁には影の男
拳打ち付け
肉殺げ、骨砕け
苦痛が語る
天国は咎人の血で鮮やかなのだ、と
壁崩れ








