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悲しみ

心はシーソーのように支えあうもの

ギッタン バッタン

向かいあう心は 君と 私

君が悲しみにくれている時は

思いの半分を 私が受け止めるよ

君の幸せに満ちた顔は

何にも変えがたいもの 私の喜び

それが どんなに

私にとって 不利なことであっても

胸をしめつけるような思いは

白痴の壁

ハウス!ハウス!

介護士はそう言った。

あの背の低い太った中年女は、

確かにそう言ったのだ。

老人は分かったのか、それとも分からずか、

地べたに敷いてある布団にゴロンとなった。

あらあら、と中年女は言い、

横にいた掃除婦と顔を見合せ、

悲しい思い出の終わりに

あっ、M君だ、と君は言った。何で知ってるの、と僕は言った。有名人だから、と君は言った。

こいつの体、猫みたい、と君は言った。もうちょっとゆっくり歩いてよ、と君は言った。そんなとこ歩いて、やっぱり猫みたい、と君は言った。

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