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指先

    君去りて 儚く消えし 約束と
      
          繋ぐ手失くした 私の指先

約束

子供の頃に夢見てた
あの思いが力となる
交わした相手はわからないけど
無邪気に笑って言っていた

傍から消えたものを
気づかずに歩いていた

振り返って見えたものは
後悔と大切な人

小指を重ねて契る
その幼稚さが丁度いい
大人になっていく僕らの
突き進む力となるからさ

荒野の花

ギターを抱えて 路上を歩いた
小さく聞こえた 鈴の様な声

涙が混じった 怯えて震えて
蹲った君が 僕の目に映る

寂しいんだろう 独りで
涙を零して頷いた
隣に座って僕は声を出した

弾いてもいいかな
君のために歌ってやりたい
君が泣き止んでくれたら
それで充分さ

飛行機

青い青い空が
広がっているんだよ

白い白い飛行機雲が
一筋の線を描いているんだよ

花のように笑う君が
今も僕の隣にいるんだよ

今も僕の心の中で

夢の先

ずっと遠くまで来た気がするよ
いつのまにか足跡が地平線の向こうに消えているよ
なにも考えずに歩いていただけなのに

いつから引きずっているんだろう
足跡はもう全部
地平線の向こうに消えて
体を引きずる跡だけが
僕が覚えてる生きた証

いつから這っているのだろう

恋は裸・動物

クールなバスタブ
しゃがんで
追いついたの

ぁなたは
でてった

後でした
短い髪は
まとめずらいの

いつもお風呂上りは
毛先がかぜをひくよ

ぁやまりもしないのはなんで
まえのつづき
だったから
キスもからだもうなじもぜんぶ
まだ
ぁなたの手のひらの内部へ

そこに理想はなかったのだ

狭い部屋に一つだけある窓から見える風景は
広々として 躍動感にあふれ 魅力的なものに見えた
そこに 理想があると思っていた

君はずっと 手の届かない窓の外を眺めながら
いつかきっと 外の世界に出て理想を現実として
手に入れようと 心に誓っていた

ある日

あてもなく

箒に跨って

空に擦りつけた

色とりどりの落書きの軌跡

振り返ったとたんに

魔法使いのお婆さんは

まっさかさま

私がお婆さんだったなんて

まっさかまっさか

まっさかさま

古ぼけたペンキの固まり

剥げ落ちて

ぼろぼろとぼろぼろと

落ちてゆく落ちてゆく

グレープ・タイム

喉がチークダンス
おぼえたら

グレープじかん

110えん握り締めると
足は向かう
いつもの路地裏

自販機だ
テレポート

約3分

グレープ千鳥な
足取りに
ソーダでよっちゃう
ゴキゲンに

町は
だれもが忘れた片隅さ

なんにもなくって
いいじゃないか
ふわふわに

満開

女のまたぐらが恋しくて恋しくて
あぐらをしている 
女のまたぐらをまたぐらを
じっと見る

マンが開いている
 
見ているだけでは我慢出来ずに
男の指は
またぐらの外側から内側へ
奥へ奥へ ジグザグに歩み続ける

女のまたぐらには 桜が咲いていた

ほとばしる汗 高校体育大会 

聞こえるリズム こだまするボイス
魂が聞こえる 始まりのファンファーレ

とどろけ躍動 体感する躍動感
ココロのカラー みんなのカラー
集まる集まる オンリイカラー

ひとつひとつに丸くなる
行進するユニフォームが ひとつに見える

ココロ自分に向かう 研ぎ澄まされた心

五月の雪

ゆこうかどうしようか
迷っているの

青葉ざわめく五月の光

長い髪に吐息はばまれ
うなじ
汗ひとしずく
ひっそり伝う

迷路も信じてた
君は

いっしょうけんめい遂げた

冬の間に
やすみをなくし

さくらは三月
狂いの花
舞い散るあいだ

君は あぁ
寄り添う
かの手

かたち

やがて私たちの愛は形をかえて
互いを想う日がやってくるだろう
互いに誰かを想い続けることの難しさを知っている
それでも誰かを想うのは
私たちが生きている証だろう

やがて私たちの声は遠くで響き
互いを励ます時がやってくるだろう

後悔なんてもうしない
キミに気にいられたいと
閉じ込めた 本当の私
もうそんな私はどこにもいない
私の人生は私が決めるよ
人はこんなにも脆く 儚い命を燃やすけれど
その輝きは美しい
そう教えてくれたのは 他でもない貴方
もう貴方の声すら聞けないけれど

君とあたし

きっと 君が見つめる先には
あの人がいるんでしょう

きっと 君はあたしを見つめはしない
思っても 想っても 何もない

それでもきっとあたしは
君を見つめるだろう

今でも君はあの人が好きなんでしょ
分かってるよなんとなくだけれど
そんな気がしてる

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