死だ 死だ 死だ
最後に残るのは 死ばかりなんだ
髪を振り乱し 喚き続ける 赤子のように
ジッと視つめる ただひとつの存在であるかのように
どうせ死ねば何も残らない
ああ なんて生とは儚いものか
両手を地につき 唸り続ける 獣のように
ジッと視つめる 祈りを捧げる者であるかのように
助けを求めるような目をして 手を振り払う
ああ 私にできることと言えば 声を漏らさず聞き続けることだけ!
説得しようが 同情しようが 変わりはない
なにも 彼の人を連れゆくことはできない
私がどう考えようと なんの引力も持ちはしない
死だ 死だ 死だ
最後に残るのは 死ばかりなんだ
睨みつけられた先に居る 空気同然であるかのように








