世の中は動いている
自分の手の届かぬところで
少しずつ 着実に
その中に
自分の理想は反映されることはなく
現実の厳しさを
ただ ただ 思い知らされる
世の中を変えようという
気高き理想は
血なまぐさい現実の腐臭にかき消され
どろどろに溶けて
流れ落ちていく
多くの人々は
現実と理想の狭間で
うごめきながら
変化を生み出すことの辛さにくじけ
挫折を味わっていく
ごく一部の
変化を生み出すことを
自らの宿命だと位置付けた人々は
ほんのわずかな時代の微動を
功績として誇張し
自己満足にふけるのだろう
そんな姿を横目に
世の中は今も動いている
ただ ただ 動いている
現実の世界が
さまざまなエゴの中でもがき
理想の世界に
たどり着かんとする様を
他人事のような視線を投げかけながら
動いている
何も変わらない
世の中は動き続ける
何も変えられない
何も動かない
世の中は動き続ける
何も・・・








