詩の投稿サイト poecs

poecs ではブログ感覚で詩を投稿して、みんなに公開することが出来ます。コメント&トラックバック機能を使えば利用者同士の交流や、外部ブログとの連携も可能です。

ログイン / ユーザー登録をする / パスワード再発行

ログインフォーム
ユーザー登録をする

ネコ次郎が死んだ

夜になってもネコ次郎が帰ってこない
いつも三分くらいで帰って来るのに今日は帰って来ない
私は居てもたっても居られない
パジャマ姿のままネコ次郎を探しに出かけた
もうどれ位歩いているんだろう
過ぎゆく時も忘れ
私はネコ次郎を探す
その時私は急にめまいがして
意識が朦朧(もうろう)として倒れかかった
すると車がこっちめがけて走ってくる
「危ない」そこに、まるで虎のように
大きくなったネコ次郎が急に木陰から飛び出してきて
けたたましい声で「ぎゃー」と言った
ネコ次郎? どうしたの ネコ次郎      
今、横たわっているのは元に戻ったネコ次郎
でも、息絶えたネコ次郎
私は泣いた声をかぎりに泣いた
こんな山道じゃ誰とも連絡がつかない
しばらく泣くのを抑えられないでいた
やがて、明けゆく空の木々の間から天使が下りてきて
ネコ次郎を連れてゆくのだった  ネコ次郎はどんどん遠くなる
私は遠くなるネコ次郎を見上げながらまた泣いた
よくまあこんなに涙ってあるもんだ
「ネコ次郎  ネコ次郎」と言いながら目が覚めた
あーあ良かった
ネコ次郎はしっかり私の胸で寝ていた
夢で良かった
ねーえ、ネコ次郎 ずーっと私の傍に居てね

  

  • RSS Feed
  • Save this page to del.icio.us