鳥たちが騒ぎ立てる
なぜ逃げたと
木々は責め立てる
意気地なしと
背中から聞こえた「ただいま」
振り返るのが怖くて
忙しい振りをした
雲を抜けて会いに来てくれたあなたの
くたくたになったジーンズしか
見ることが出来なかった
あれほどまにで会いたいと願い
奇跡は起きたのに
あなたの顔をみて「おかえり」と言えなかった
所要時間15秒
そんな自分に涙も出ない
雑念を振り切ろうと
自転車を全力で漕いでは
空を見上げ
ブルーとオレンジの間を眺めた
ふと止まれば
風が優しく包み込む
それでよかったんだよ。と
弱い自分が少し好きになった








