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朽ち果てた石 その微かな記憶 落葉樹は閉ざされたが 薄く匂っている 末端という末端に 隙間という隙間に うずら料理の美味しい店で わたしは女に求婚した 手の甲の静脈は変わることなく 浮き上がっていた 世界はまだ美しいのか、女は尋ね 知らない、とだけわたしは答えた 夏草の繁茂する河川で護岸工事は続き 明日埋葬される それは人の形をしていて 確かにわたしたちではなかった 知らない わたしは繰り返した