1日のこころの、さまざまな色と温度。
まだ夢も形をなしていない赤ん坊のようであったら。
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何も正しくない
たとえば
思うようにやることは大事で
自分を殺して大事なことを決めて、
なにが楽しいんだかわからない
生きていて楽しいか?
たとえば
我慢することは大事で
人の迷惑も親切も考えずに行動して、
あつかましいったらありゃしない
生きている価値があるのか?
たとえば
恵み
今ここにいる事。
今見てる事。
今歩ける事。
今はなせる事。
今書ける事、、、。
かけがえのない、幸せな事。
あなたにしかないたった一つの。
恵み。
えらばれた、
恵み。
たとえそれが
どんなものでも。
涙
身体の中で感情が渦をまく
昔なら流せていた涙も
簡単に出せなくなって
これが年を重ねた証なのかと
すこし誇らしく
かなり寂しく
泣けない自分を
鼻で笑うしか
今の私にはできない
涙は
受け止めてくれる人がいてこそ
こぼれるものだと
初めて知った
全てを知るには 儚きモノだとしても
愛の全てを知った
そう思ってた
あなたに出会った
全て変わった
その愛の温もりが
『愛』の全て
それでいいと 思える
帯と畳
ざっくりすりきれた帯に
きつく結いあげた黒髪
礼する額に畳の青さ
切れ切れの息と
もうたたない膝は
やめてくれと叫ぶ。
それでもきっと明日
自分はそこにいるのだろう。
強さというものに
底なしの恐怖を覚えながら
弱さの罪と辛みがゆえに
望郷
私たちはカーテンコールで区切られる
一番最初に手にした自分
時計の針が少しずつ削るけど
無くなることはないと信じていた
ここは昔とは違う場所
ふと気がついてあたりを見回す
位置は昔と変わらないみたい
けれども、やっぱり違う場所
知らない人がたくさんいる
囚われ
俺はもういつからか
囚われの身
逃げ出せない渦の中
もがいてもがいてもがいても
何も変わらない
いやむしろ事態は悪化していく
何もできない
このまま死ぬのか
ならばなぜ生まれた
ならばなぜ生きてきた
今まで生きてきた記憶が後悔が重い重い重い
幻
幼い頃に描いた
淡いパステル色の世界は。
そんなものどうせないさ、
逃げようのない恐怖と
見たことすらない幸福を。
そんなものどうせ嘘さ、
あれから何度も廻って
それでもちっぽけな僕は。
そんなものどうせ夢さ、
僕がすべてであるようにと
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電話の声は
まったく京都のひとにもどっていて
静かで柔らかい。
一昨日までは、とげとげした東人のひとりに
なりすましていたのにね。
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合わせ鏡の声
早すぎた朝の鏡。
さくらいろの唇は
沈黙をはらみ、
半開きのため息は
すべらせた指先を
すこしだけ曇らせる。
幾つもの夜に失った声を、
幾つもの朝に殺した言葉を、
寝静まった朝に、解き放って。
どんなに奪われていても、
あなたのことばを








