他人と他人が愛し合って私達が生まれた
立派かどうかもよく分からない柱と天井の下
軽いジョークとスカスカな名言だけを吸収して
私たちはおかげさま
大変立派な大人になれました
嗚呼それでも私は
死にたくなるほど嫌いな未来を受け入れられません
みんなが目指す道の端で
他人と他人が愛し合って私達が生まれた
立派かどうかもよく分からない柱と天井の下
軽いジョークとスカスカな名言だけを吸収して
私たちはおかげさま
大変立派な大人になれました
嗚呼それでも私は
死にたくなるほど嫌いな未来を受け入れられません
みんなが目指す道の端で
昼と夜との濃度勾配が出来た夏の夕空に
一番星を見つけた
茜色と藍色の交わるところ
どこを見渡しても
キミの姿は見つからない
気付いて欲しい
だから逃げた
汗だくになり
あなたの前を走った
あなたのスピードは変わらず
心は遠ざかる
滴り落ちた汗は
地面に乾き
零れた涙は
溢れたまま
気だるげな車掌の声に
うだる様な暑さを吹き飛ばす力等勿論無い
ぽつりぽつりと増えだした
人々を疎ましく思いながら
目の前に立つ少し兄に似た男の今この時の思想を
ただ推し量ろうとする遊戯
次の停車駅までがタイムリミットらしい
しかし分からないものは分からぬまま
ちっぽけと思いたかったけど
とてつもない思いを抱えていた君が
スクランブル交差点の斜め向こうから
前の人と横の人の間を縫って
走って来る
髪をそよ風の爽やかさにした君が
デパートのすぐ前の横断歩道から
人々が いろな思いを寄せている間から
僕に向かって
静かな夜の窓は
星くずのすりガラス。
ただ耳を澄まして、
少しかすれた声。
会いたかった窓は
ため息にくもって。
ただ「いいよ」とだけ
まっ白なうそがひびく。
夜は肌にやさしく
金の星風にゆれる
カーテンがさみしい。
文章にすれば
きっと本がかけるだろう
思い出と感謝と
涙と喜びの末の揺るがぬ信頼
エピソードの裏側のずっといえなかった真実
信頼 それは言わなくてもわかる
だからこそ 言えなかったこともある
あふれるおもいは
シンプルでいい
あなたに出会えてよかった
太った女の子が座る
通勤電車の車両接続部
近くのシルバーシート
彼女の平面図は四角柱。
正方形二枚で蓋をした
立方体に近い六面体
車内温度は高い
弱冷車両だが、人の数は多い
円錐の叔母さんが叫ぶ
あんたその席に座っていいと思っているの
近くには特に老人もいない。
夏の夜は短くて
思い出してはまどろんで
目を閉じては溶けていく
どうしてあの時泣いたんだろう
あなたはどうして泣いたんだろう
好きだっていったのに
何度だって言ったのに
なんで離れて行ったんだろう
手が届かないのはどうしてなんだろう
さようならって言われたのは
諦めの悪い人間だと
思われたくないから
君がいても素知らぬ振り
女の子と話してみるけど
内容なんて覚えてないや
君と話したいことが
頭の中に溢れていた