あなたが愛おしく見つめる視線の先にたって
あなたを見つめてみたい
そうしたら あなたはわたしに微笑んで愛の言葉を呟くでしょう?
あなたを心から愛おしいと思うこの気持ちが
いつかわたしを苦しめると知っていたのに
それでもわたしは あなたのことを愛してた
あなたが愛おしく見つめる視線の先にたって
あなたを見つめてみたい
そうしたら あなたはわたしに微笑んで愛の言葉を呟くでしょう?
あなたを心から愛おしいと思うこの気持ちが
いつかわたしを苦しめると知っていたのに
それでもわたしは あなたのことを愛してた
重なった手のあたたかさ
夏の真昼間から冷たい指先
それでも爪先から硬く握る
芯からともる火を見ようと
あなたの手を握り締める
消えた火の後に
冷たいものが残ります
夏の夜の風は涼しく
火照る私の足先をすり抜ける
はだしの私の足元に
さまようのは思い出だけ
あの人は
いつしか背中ばかり
みせる様になった
水の流れに
じぶんを映し
それがじぶんそのものである様に
でも
わたしには
背中があなたに見えた
水は
場所によっては歪んで
それにともない
あなたも歪んで
水の動きと
共に苦しみ
そして悲しみ
揺れる
遠くまで来ました
ここからわたしの声はもう届きません
あなたはきっとやっていけるでしょう
ねぇ大丈夫よね
わたしは頼りなくふらつく足で立っています
ぶれる心を抱えて泣きそうな時間を過ごします
選んだ道には何一つ
目印や標識はありません
君の詩を聞かせて欲しい。たとえ、それがどれほど拙くとも、それは大した問題ではないのだ。たとえ、それが孤独への嘆きや、穢れ多き罪の告白であったとしても。ともかく、君の詩を僕のもとに届けて欲しい。
いつかのあなたを
惑わしてばかりいた
ごめんね
今更すなおに謝る
そんなのないでしょって
君の声
想像する
どこまでも
太く響いて
やまない声音は
わたしを威嚇する
かわいかったね
やさしかった
いつまでも
ずっと
かわいいままだと
なにげない
偶然に
『のんびりと、ね
幸せに生きられるのならそれでいいじゃない』
そう言って
はんなりと微笑んだ美しい君の足元に
絡みついた憎悪復讐の亡霊達
(得てしてそういうものなのだと
誰かの声が聞こえた気がする)
早朝 僕は
昨年の十一月に買ったばかりの燃費君を
Sさんのワンボックスカーに
ぶつけてしまった
僕は
右から来るSさんのワンボックスカーに
気付いた あわてた
ストップストップの思いとは
逆に
僕の燃費君は
何故か 前につんのめった
一瞬なのに
天使の羽は
風に逆らったの
すぐに上へ舞い上がってしまったけれど
そのあとニュートンの法則で
地上へ落ちてきて
また風に逆らったの
美しい美しい天使の羽は
誰が
必死になるのは格好悪い って決めたの?
君がこんなに一生懸命にね
空を瞳に映しているというのにね
君が君であるために
切りつけた腕
でも
大切な自分を護れない
わたしはきっと
君になれない
純粋な気持ち
前向きな心
丈夫そうに見えているだけで
何もかもが
ギリギリのバランスで成り立っていたのに
滴る血に
涙が交じる
そうやって君は笑っていた
君が君であるために
なってないなってないなってないなってない
なってないなってないなってないなってない
なってないなってないなってないなってない
なにがなってないかって?
どうしても朝が起きられない
あ~あなってないなってない
気がついたらもうこんな時間になっていた・・・