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にぎにぎのノート

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アリエッティ

きみ は だあれ
なまえ は あるの

『アリエッティ』

アリエッティのまん丸な瞳に
ぼく の あおじろい寂しさが
映って いる

アリエッティは いつのまに
ぼく の こころ の なかで
暮らしていた
アリエッティと過ごした日々が
いつまでも続いてほしかった

男と女には
道具はいらない

いるとすれば

もちろん

男が 種を 蒔いて
女 という名の 土の中へ

深くへ
奥へ
奥深くへ と

女 という名の土が
ちきゅう
という なの しきゅう へ

種を たらし込む

スクランブル交差点(夏の日差し)

ちっぽけと思いたかったけど
とてつもない思いを抱えていた君が
スクランブル交差点の斜め向こうから
前の人と横の人の間を縫って

走って来る

髪をそよ風の爽やかさにした君が
デパートのすぐ前の横断歩道から

人々が いろな思いを寄せている間から

僕に向かって

ほっぺ

  
  まん丸な君の瞳に

  さそわれて

  僕は思わず

  手の平を丸くして

  君のほっぺを

  抱きしめる

猫(ね)― ここに 来い

妻と いっしょのとき
妻は 見つけて
妻は 突然

妻 用事
妻 猫に走る

走る 走る 走るうー ううう・・・
まっしぐらに 猫に

猫 妻に
猫(ね)― ここに 来い

猫 捕まえられた
猫 突然

抱きかかえられた
ほっほー 頬ずり も 
しますか にゃー

いっぽう

夏に羽ばたくために

夏の陽射しは
僕にとっては とてつもないキラメキ
外に出るのを 頑なにためらう

向日葵の笑顔は
僕にとっては 嫌味な明るさ
鮮やかな黄色に 頭がくらくらする

でもこのまんま では だめ
立ち止まったままの僕は 若過ぎる

さようなら 桃色の季節
さようなら 緑の風

旋律

ジョンレノンのイマジンの曲を
聴いた事あるでしょ
どんなこと歌ってるか知ってるでしょ

今もヨーコ・オノが
ピースがインポータントと
叫んでるでしょ

梶井基次郎の檸檬の小説を
読んだことがありますか
村上春樹のノルウェイの森は
究極の純愛小説ですか

(こころが

満開

女のまたぐらが恋しくて恋しくて
あぐらをしている 
女のまたぐらをまたぐらを
じっと見る

マンが開いている
 
見ているだけでは我慢出来ずに
男の指は
またぐらの外側から内側へ
奥へ奥へ ジグザグに歩み続ける

女のまたぐらには 桜が咲いていた

ほとばしる汗 高校体育大会 

聞こえるリズム こだまするボイス
魂が聞こえる 始まりのファンファーレ

とどろけ躍動 体感する躍動感
ココロのカラー みんなのカラー
集まる集まる オンリイカラー

ひとつひとつに丸くなる
行進するユニフォームが ひとつに見える

ココロ自分に向かう 研ぎ澄まされた心

事故った(2010・5・21)

早朝 僕は
昨年の十一月に買ったばかりの燃費君を
Sさんのワンボックスカーに
ぶつけてしまった

僕は
右から来るSさんのワンボックスカーに
気付いた  あわてた
ストップストップの思いとは
逆に
僕の燃費君は
何故か 前につんのめった

一瞬なのに

君は 風といっしょになる

だれでも 悩むよ
だれでも 迷うよ
だれでも 苦しむはず

でもね でもね 
だれでも 答えを持っているよ
だれでも 答えを捜せるはす
だれでも 君の中に答えを持っている

だから 君は笑って
だから 君は歌って
だから 君は弾(はず)むんだよ

いつも いつも

「あっこガーデン」

17歳のまんまの君は
練習試合も出来ない位狭いグランドの
片隅で

17歳のまんまの君は
野球の練習のお邪魔をしないように
ほんの片隅で

ピンクのチューリップになって

真っ黒に日焼けした野球少年達を
見つめている

「あっこ」
君が亡くなって1年半が過ぎた

カーネーション

十字架にかけられたイエスの
母マリアが
流した涙の跡に咲いた花が
最初のカーネーションだという

幼い頃
暗闇が怖くて泣いていた
私の背中をさすって
「大丈夫だよ」と
優しく私を包み込んでくれた母

大人になってからも
気が弱くて泣いてばかりいた
私の手を握って

甘えることが許されなかった きみへ

触れ合うことは 瞳
触れ合うことは 声
触れ合うことは 手

瞳で きみを 抱き締める
声で きみを 抱き締める
手で きみを 抱き締める

手の温もりが
きみの 瞳を輝かせる
手の温もりが
きみの 声を弾ませる

時には ひとつの手だけでは 足りない
時には 両手で 

君の手に ココロをこめて

あいさつ は ことのは だけでは
たりない と 

思う

ココロを こめて 君の手を にぎる

朝の 君の手は 冷たい

にぎった あと 

君の ココロ は みなぎる

ココロを こめて 君の手を にぎる

昼の 君の手は 熱い

ココロを こめて にぎった けれど

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