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駒のノート

スプートニク

今日は僕の旅立ちの日 一世一代の大舞台
旅の連れはかわいいあの子 チャームポイントはきれいな巻き毛
あの子が僕に乗せられて 僕らはもうすぐ発射する
僕を作った人たちの 期待を受けて僕らは旅立つ

 
 乾杯! 乾杯!
 さぁ、踊りあかそう
 手にした盃に零れるほどの葡萄酒を注いで

 乾杯! 乾杯!
 さぁ、愛を語ろう
 この世の憂さなど振り払え

水檻

 迷いが私を溺れさせる
 がぼがぼと
 私の口に水が入ってくる
 このままでは沈んでしまう
 
 水の中は
 暗くて
 静かで
 一点の光も無い
 
 闇に閉ざされたその空間に
 ぽぅっと
 光が灯った
 その光を掴もうとしても
 水が動くだけで
 指にもかからない

ピグマリオン

 「ああ、君こそが私の理想の女性だよ」
 
  緩やかに波打つ髪 秀でた額
  憂いを帯びた瞳に すべらかな頬
  豊かな胸と 白魚のような指

  何もかもが美しい完璧な女神のよう
  甘美な吐息を決して漏らさぬ唇を除いて

 「ああ、その瞳で私を見つめておくれ」

好キナ色

 色褪せた視界の中で
 鮮やかな赤だけが映えた
 美しく見えるただ1つの色
 それを求めて何が悪い?

闇と光と原罪と

 闇を怖いと思ってる?
 光を優しいと思ってる?
 人は誰もが罪を背負い 存在してる
 それなのに

ナンセンス

 不変の事実、不毛な議論
 弁護士、検事は存在せぬ
 二人っきりの法廷の
 被告はあなた
 裁判長はわたし

花園ノ秘密

 一人ぼっちの花園で
 少年はこう、ポツリと言った

 「世界中に花が咲いてたらいいのに」

鐘の音が響く丘で

 響く鐘の音 思いを乗せて
 僕の望みを 伝えよう

永遠ノ国

 忠実な忠実な愛すべき王の側近
 王の御前で膝を折る
 「私の陛下、どうぞご命令を」

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