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アリエッティ

きみ は だあれ
なまえ は あるの

『アリエッティ』

アリエッティのまん丸な瞳に
ぼく の あおじろい寂しさが
映って いる

アリエッティは いつのまに
ぼく の こころ の なかで
暮らしていた
アリエッティと過ごした日々が
いつまでも続いてほしかった

舞い踊る

いとおしい私の人形が醜い舞を踊っている
私の聞こえる所で
私の見える場所で

鏡の私は醜い舞を踊っている
私の聞こえないところで
私の見えにくい場所で

疑心暗鬼に逃げ道を見つけ
心を置き去りにした吹き溜まりに安堵する
薄皮一枚の信頼は少しずつ視界を曇らせ

恋と時限爆弾

恋と

時限爆弾は

常に

二者択一である・・・。

遠い近いあの日

つまらないと感じてた
変えようとしてる自分がいた
こんな朝も劇的に
変わるようにもがいたんだ

毎日が単調で怯えてた
どうしてこんなことになるの?
去年はこんなこと
考えてなんかいなかったのに

あの日に戻りたいよ
でも戻れないものだって
あの日の友達から来た

男と女には
道具はいらない

いるとすれば

もちろん

男が 種を 蒔いて
女 という名の 土の中へ

深くへ
奥へ
奥深くへ と

女 という名の土が
ちきゅう
という なの しきゅう へ

種を たらし込む

答は
人の中には ない

答は
自分で見つけるしかない

答は
自分がなればいい

やさしい骸

家の隅で行き急ぐ母をみる

私はそれだけで壊れそうだ
壊れそうなんだ

夕食の隅でささやきが聞こえる
さざなみよ鳴り響け、もっと鳴り響け
私の心がクズ鉄に守られる前に

楽しいからこそすべてが安泰だとか
愛してるからそれ以外はどうでもいいだとか

生存本能

人は約束なしでは生きられない

約束は時に「法律」「常識」そして「幸福」という名を冠することがある

だからこそ私たちは時折立ち止まり
約束のやぶりかたを模索することがあるのだ

そして気付いてしまう
「私」の自同率がすべてを受け入れてしまうことに

めんどくさい

他人と他人が愛し合って私達が生まれた
立派かどうかもよく分からない柱と天井の下
軽いジョークとスカスカな名言だけを吸収して

私たちはおかげさま

大変立派な大人になれました

嗚呼それでも私は
死にたくなるほど嫌いな未来を受け入れられません
みんなが目指す道の端で

濃度勾配

昼と夜との濃度勾配が出来た夏の夕空に

一番星を見つけた

茜色と藍色の交わるところ

どこを見渡しても

キミの姿は見つからない

脱走

気付いて欲しい

だから逃げた

汗だくになり

あなたの前を走った

あなたのスピードは変わらず

心は遠ざかる

滴り落ちた汗は

地面に乾き

零れた涙は

溢れたまま

電車

気だるげな車掌の声に
うだる様な暑さを吹き飛ばす力等勿論無い

ぽつりぽつりと増えだした
人々を疎ましく思いながら
目の前に立つ少し兄に似た男の今この時の思想を
ただ推し量ろうとする遊戯

次の停車駅までがタイムリミットらしい

しかし分からないものは分からぬまま

スクランブル交差点(夏の日差し)

ちっぽけと思いたかったけど
とてつもない思いを抱えていた君が
スクランブル交差点の斜め向こうから
前の人と横の人の間を縫って

走って来る

髪をそよ風の爽やかさにした君が
デパートのすぐ前の横断歩道から

人々が いろな思いを寄せている間から

僕に向かって

ほっぺ

  
  まん丸な君の瞳に

  さそわれて

  僕は思わず

  手の平を丸くして

  君のほっぺを

  抱きしめる

no word I have

頑張っている君に

「頑張って」としか

言えない自分が

口惜しい

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